走行中のトラブルの前兆

トラックに普段感じない臭いが発生した場合はトラブルの前兆!?

トラックの運転中に普段は感じない臭いを感じた場合は、何らかのトラブルの前兆である可能性が高いです。
トラブルの前兆としての臭いには「焼ける」「焦げる」といった異臭がすることが特徴ですが、「金属がこすれるような臭い」「ゴムが焼けるような臭い」がした場合はトラックに重大なトラブルが発生している可能性がありますので、すぐに対応しないと取り返しのつかない事態にもなりかねません。また、それ以外でも「燃料臭」「排気ガス臭」が発生している場合には重大事故に発展する危険性がありますので注意が必要です。
そこで今回は、これらのトラックに発生する危険な異臭の原因や対処法について紹介していきます。breakdown-984812_960_720

「走行中の車内に燃料臭」

走行中の車内に燃料臭が発生している場合は、燃料漏れの可能性が高く早急に対処しないと火災が発生する危険性があります。さらに消防白書調べによると燃料漏れによる火災事件は年間約6千件も発生しており、火災原因の第2位になるほど頻繁に発生しています。
燃料漏れによる異臭は「燃料タンク付近」又は「エンジンルーム内」のいずれかで発生しています。まず、路面のどこに燃料が付着しているかを確認して燃料漏れが発生している場所を特定してください。

燃料タンク付近

燃料タンク付近から燃料臭がする場合は「燃料タンクの破損か、排ガス規制装置の「キャニスター」が原因です。燃料タンクの破損には錆による穴あきや溶接部分のヒビによるものがほとんどで、燃料タンクの交換か溶接を行うことで燃料漏れを改善する必要があります。
また、キャニスターが原因の場合は、キャニスターの能力不足や破損によりガスを外気に放出できずキャニスター側に燃料が流れてしまうことにより燃料漏れが発生しています。キャニスターからの燃料漏れが発生する原因には燃料の入れすぎが最も多く、給油量の調整や部品交換で改善することができます。

エンジンルーム

エンジンルーム内で燃料漏れが発生している原因は、燃料ホースやインジェクターホースの亀裂や破損、ジョイント部分のゴム部品の劣化により発生していることが考えられます。この場合はホースやジョイント部品の交換をおこなうことで改善することができます。

「走行中・アイドリング時の車内に排気ガス臭」

走行中やアイドリング時の車内に排気ガス臭が発生している場合は、排気ガス漏れの可能性が高く、
排気ガスが車内に充満してしまうと一酸化炭素中毒になり死に至る危険性があります。走行中やアイドリング時に排気ガス臭を感じた場合は窓などを開けて換気を行ってください。

マフラー

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車内から排気ガス臭を感じる場合は、マフラーの亀裂や穴あきからガス漏れが発生して車内に入り込んでいることが主な原因です。マフラーに穴が開く主な原因はマフラー下部が縁石などに衝突したり、錆による腐食が発生したりなどがありますが、マフラーを修理する必要がありますので整備工場で点検を受けてください。

「走行中に金属が擦れるような臭い」

走行中に金属が擦れるような臭いが発生している場合は、「ブレーキの過熱」「クラッチディスクの摩耗」が主な原因で、
症状が悪化すると走行に支障をきたし交通事故の危険性が高まりますので、早急に原因を特定して対処する必要があります。

ブレーキの過熱

ブレーキの過熱で最も多いのがサイドブレーキを引いたまま走行を続けた場合です。
トラックのブレーキシステムは金属を擦り付け摩耗させることによってスピードを制御する仕組みになっていますが、
サイドブレーキを引いたまま走行を続けることによって常に金属が擦れあい走行距離が長ければ長いほどブレーキが過熱されてしまいます。
ブレーキの過熱が原因でブレーキフィールドが沸騰してしまい気泡になることでサイドブレーキだけではなくブレーキペダルを踏んだ際もブレーキが利かないといった危険な状態になってしまいます。
この場合は、金属が焼けたようなきつい臭がしますので、臭いに気付いたらすぐにサイドブレーキの状態を確認してください。。

クラッチディスクの摩耗

クラッチディスクの摩耗により、クラッチディスクの滑りが生じてしまい金属が擦れるような臭いが発生する原因になっている場合もあります。これは半クラッチを頻繁に使用している場合に発生することが多いです。
走行中にクラッチをつなぐ際に伸びることが多くなればクラッチディスクの交換を行う必要があります。

「走行中にゴムが焼けるような臭い」

走行中にゴムが焼けるような臭いが発生するのには様々な原因がありますが、主な原因としては「オイル漏れ」があり、早急に対応しないと最悪の場合、エンジンが焼き付いてしまいエンジン載せ替えかトラックを買い替える必要が出てしまいます。

オイル漏れ

エンジンオイルの入れすぎによる溢れやオイル上がりオイル下がりにより漏れ出したオイルが燃焼することでゴムが焼けるような臭いが発生します。この場合はオイル消費が急増しますのでオイルが極端に減っている時はオイル漏れが発生している可能性が高いです。
また、オイル上がりやオイル下がりが原因の場合はエンジンのオーバーホールを行う必要があるのですが、数十万円以上のかなりの高額になりますのでオーバーホールを行う前にオイル添加剤を使用して改善されるか否かを試してみることをお勧めします。

「まとめ」

走行距離が多くなるにつれて故障する確率は高くなり様々なトラブルが発生してしまいますが、故障の頻度が多くなり毎回修理に出しているトラックの場合は修理費用もばかになりません。長く乗り続けることも大切ですが売却して次のトラックに乗り換えたほうがお得な場合もあります。

故障の頻度が多くなった場合や修理費用が高額になった場合は一度トラックの買い替えを考えてみてはいかがでしょうか。

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